知識? 知能? 知性?

昨夜の「アルジャーノンに花束を」で、
「知識と知能と知性を兼ね備えた」だったか、そのような言葉が出てきました。
知識と他の違いはよく分かりますが、知能と知性の違いは深く考えたことがありませんでした。

ネットで参考になるものはないかと調べてみると、興味深いものにたどり着きました。

日経ビジネスオンライン「なぜ、高学歴の人物が、深い知性を感じさせないのか?」

タイトルはインパクト重視ですが、文中は、「なぜ、高学歴の人物が、必ずしも、深い知性を感じさせないのか?」が正確だとフォローが入ってます^_^

この中に

「知能」とは、「答えの有る問い」に対して、早く正しい答えを見出す能力。

「知性」とは、「答えの無い問い」に対して、その問いを、問い続ける能力。

という言葉がありました。

確かに、受験に必要なのは答えのあるものに答えを出す力=「知能」ですね。
そして、社会で求められるのは答えの無い問いの方が多いです。

これについては、

「知能」が、「答えの無い問い」に直面したとき、何が起こるか?
答えは「割り切り」=楽になりたい思い
割り切りとは魂の弱さであり、割り切ることで知性を磨くことが出来なくなる(意訳)

と述べられています。

知能に満足せず知性を磨く努力が必要ということなのでしょうね。

ところで、仏教(密教)にも4つの知恵が説かれています。

1.物事を隅々まで見渡せる智恵
2.二つのものを私情や偏見をはさまずに公平に比べる智恵
3.一つのものを深く深く理解する智恵

4.物事を知るだけではなく、どうすればうまくいくかを考える智恵

の4つです。

1~3が知識や知能、そして4が知性に当たるのではないでしょうか。

答えの無い問いに向き合うということは、新しいものを生み出すということにもつながります。
自分の頭で考え、自分の言葉で話し、自分で拓いた道を歩く。
知性を備えたクリエイティブな生き方は本当に難しいですが、できると素敵ですね。