雑感20220505ー最近の脱マスクについて思うこと

以前アップした部分も引用しながら、現在の脱マスクについで思うところを述べさせて頂きます。

あくまでも、たくさんある問題点の一つです。

マスクを着けていなれれば不安だと思っている人たちと
マスクを着けなくても大丈夫だとと思っている人たちが
同じ社会の同じ空気を吸いながら生きている以上、一方の権利は他方の権利侵害となってしまいます。
(宗教家としては「権利」よりもまず「思いやり」の話をしたいところですが、これは思いやりだけで解決できる現状ではないですね)

マスク派としては、
マスク着用の実験データから、100%防げなくても少しでも感染防止効果があるということを重要視するスタンス。
目に見えな
いものが気付かないうちに共有空間に広がっていくという、感染るかもしれないという不安の中、近くに来る人にはマスクを付けて欲しいという権利の主張。
非マスク派がお互いで感染するのは「因果応報、自業自得」なのだが、そういう人が近くに来たために、細心の注意を払っているマスク派の人間の感染リスクが上昇してしまうという「自業他得、他業自得」の状態になっていることに対して権利の侵害を感じている。

一方非マスク派としては、
マスク着用のデータから効果を見いださないか、多少の効果よりも着様することによるリスク面を重要視するスタンス。
相手にまでマスクを外せとは言っていないので、自分の行動くらいは自由にさせてくれという権利の主張。
だから、「一人でもマスク派がいる場所ではその人に合わさなければいけないのか」という権利の侵害を感じている。

嫌煙者と喫煙者が同じ部屋にいて、それぞれが自由に過ごせば、思い通りにならないのは嫌煙者。
静かに過ごしたい人と賑やかに過ごしたい人が同じ部屋にいて、それぞれが自由に過ごせば、思い通りにならないのは静かに過ごしたい人。
タバコには分煙があるけれど、騒ぎたいなら騒げる場所があるけれど、マスクに関しては同じ場所にいる以上どうしても相手のことを無視できないというのがこの問題の難しいところ。

私としては、おかげさまでマスク着用によるストレスや体調不良を感じないようなので、状況を判断しつつ、今の段階では相手が少しでも安心感を持てる方向で人と接しようかと考えています。
また、何かイベントをやる場合はお互いが気持ちよく過ごすため、「マスクをしない人は入場禁止」ではなく、会場に「マスクスペースと非マスクスペースを設ける」などという対応を考えていかなければならないのかなと感じています。